ソラマメを植えるために撤収したトマト畑の土壌処理です。
土壌殺菌はせっかく増やした微生物を殺してしまうので一番したくない作業です。
トマトの後にソラマメを植えるだけなら連作障害対策の土壌殺菌も必要ないのですが、このトマト畑は去年はソラマメを植えていました。普通連作障害を避けるには4年くらいほかの作物を植える必要があるようです。
残念ながら、ハウスが二棟しかないので2年ごとに土壌処理が必要になります。
少し加水して耕耘した畝に殺菌剤を撒きます。

土壌のわずかな水分で錠剤が分解して殺菌ガスを出すそうです。
結構高い農薬なので、真夏に処理できるなら畑を水浸しにしてハウスを閉め切り、加温殺菌もできますが、真夏はトマトの最盛期なので無理なのです。
薬剤を撒いたらガス発生が始まるので手早くビニールでお覆います。

ビニールの下には、トマト栽培に使った吊り紐や枝固定の留め具なども入れて一緒に処理します。
最後にハウスを閉め切ります。

この殺菌ガスは結構強いので、使用注意書きにはこの作業をした夜はお酒の効きが強いので飲まない方がいいなどと書かれています。(少しのビールでたくさん飲んだ気になるのかと思って飲みましたが・・・・? あまり関係なかったなあ)
この作業を行なったのは2週間前でした。
先日、終了してハウスを開放し、殺菌した畝もガス抜きのためにしっかり耕耘しました。

ガスの影響が残っているかどうか調べます。
2,3日で発芽する二十日ダイコンの種を4,5箇所に撒きます。

もちろん、標準区としてガス殺菌していない別な畑でも種を撒いておきます。
ソラマメの方も育苗箱で発芽(発根)の準備にかかります。

しっかり潅水して、新聞紙で覆って、4日目、

大丈夫のようです。
これから準備した堆肥をしっかり埋め込んで無くなった微生物を補給します。