思い起こせば今年の春に骨組みまで完成した、ミカン畑のに建築中の”小さな物置小屋”ですが、師匠の大工さんがなんということか、仕事先の古屋の屋根から落ちて骨盤骨折の大けがをしました。
ほとんど骨組みまでできていたので、あとは何とかやれるだろう思って相談したら、しばらく待ってみてくれとのことでした。そして8月になってリハビリも終わり、なんと元気に復帰したのです。
屋根の垂木を打つところまで終わって、雨よけのシートを掛けて5か月。

ここからの再スタートです。
まず、

垂木に桟木をつけてます。
後は波板のトタンを打ち付けたら屋根の出来上がりです。

後は壁板を張ればいいと思っていたら大間違いで、
建物の強度をつけるための仕掛けがありました。
まず、梁と桁の補強です。

羽子板ボルトで固定します。
もちろん、カスガイはあちこちに打ち込みます

大事な筋交いは小屋の四方にしっかり入れます。

なんとか普通の台風程度なら大丈夫という形になりました。

一寸感心したのが、この”破風”の付け方。

左右2枚の板を突き合わせて重ね、鋸をわずかに斜めにして重ね切りし、その後で木槌で打ち込みます。
私の鋸の引き方がちょっとまずいので一直線にはいきませんでしたが、ほとんど隙間なくぴったり合ってます。
木の柔軟性と結着性を利用した技だと思いました。
(自分ひとりでやっていたらとてもこうは行きません)
後は壁板を張る準備ですが、簡単そうでやっぱりいろいろな工夫や技ががあるのでしょう。
それにしても、完成はいつになるのやら・・・・・?