秋祭りは昨日の朝から始まりました。

注連縄作りのための藁打ちです。
まず、藁の外側の柔らかい葉の部分を除き、縄を編むためのしっかりした軸(?)の部分を残します。

これを3人がかりで注連縄に編み上げるのです。
神社の入り口と奥の本殿の前に大きな注連縄、立岩神社の名前の由来にもなっている大岩の周りの少し細めの長い注連縄、
4頭の狛犬用と、二つの小さな恵比寿さんの社など8個の作成です。

そして祭り旗を立て、湯立神楽用の釜を設置すれば準備完了です。
翌日、つまり、今日、

朝九時過ぎ、祈祷の後に、神楽開始です。
今年は中学生の若手(?)が頑張っています。
弓や薙刀を使った神楽が終わると、
四方に張られた”サラシ”を”綱”に見立てた「綱切り舞」の神楽が始まります。

しかし、ここからが、この綱切り舞の楽しみ(?)です。

まず、こんな怖い顔で周りを睨みつけます。
そして、周りで見ている家族から子供を取り上げて、

この鬼に子供を抱いてもらうと、元気な子供に育つという言い伝え(?)があり、小さな子供を持つ親は進んで子供を差し出します。

何も知らない子供にはいい迷惑(?)ですが、これがこの神楽の”見どころ”とあって、次から次に小さな子供が怖い目に遭います。
もちろん小学生くらいの子供はもう分かっているから怖がりません。

外の庭でジャンケン遊びなどもしています。
そして、


次々に綱を切っていきます。
綱切り舞が終わると、次は本殿に登る石段の下の広場で、

湯立神楽の開始です。


グラグラ煮えたぎった釜の湯を笹の束で体に浴び、この笹の束で見物客の頭をたたいて回ります。
私も笹束の”洗礼”を浴びてびしょぬれになったので、このときの写真はありません。
そして、釜の湯が底の方に少し残ったころ、

残り湯を頭からかぶって、終了です。
湯立神楽が終わると、

みんなが待っている、餅撒きです。
私もしっかり拾って、これが今日のお昼ご飯になりました。
役員さん、当元の班長さん、お疲れさんでした。
今年は各地で台風の大きな被害がありましたが、当地区では、立岩神社の御利益で、大きな被害はありませんでした。